【書評】『最強の経営企画部』八田真資

経営企画を1部署として切り分けている会社の規模は売上どれくらいからだろうか。

ぼくの肌感覚として、一定の規模までは役員間でコンセンサスを取ってそれぞれの実行部隊に伝える。攻めは社長が取り仕切り、守りは管理部長が受け持つような形態がオーソドックスなのではないか。

経営企画さえあれば会社はつぶれないと主張する著者の経営企画部の役割は戦略部門としての専門性を高めて、各部署が拡大する過程で身につける戦略思考を1部署に集約して全社戦略を立てる部署とすることを指す。

とはいえ、管理部門であることは間違いなく、現場との衝突が頻発することが予想される部署の筆頭といえるのではないか。

私が本書を読んで、最も役に立ったのは戦略総務という切り口で、法務はそのリスクの高さから外部の弁護士にアウトソースしてきた。しかし、それではナレッジが溜まらないと同時にあらゆる判断に法務の思考が抜け落ちてしまう。

本書を読んで法務の重要性を再認識し、勉強しようと決意を新たにした。

また、エピソードとしては、小泉改革を主導した竹中平蔵氏も週末は簿記の基礎問題を何度も解きなおしているという記述に目を丸くした。スポーツもビジネスも基礎が大切。血肉になるまで繰り返すことを私のルーチンにも取り入れたい。

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